東北支部 四季折々 探勝会
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一ノ蔵酒造、酒ミュージアム と ふるさと歴史館 見学 世話人 田 中 勇 紀
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● 開催日 平成26年 5月30日(金)
● 行き先 宮城県大崎市松山 一ノ蔵酒造、酒ミュージアム と ふるさと歴史館
● 参加者 倉田敏郎、佐々木奎樹、渋谷一男、杉下成美、田中勇紀、深谷孝行、森 研一
7名(敬称略)
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仙台駅に集合 |
◇集合 |
午前9時30分、仙台駅在来線改札口(ステンドグラス前)集合、東北本線に乗車し、松山駅まで行く。 |
◇一ノ蔵酒造 |
駅前からのバスの便が悪いため、タクシー2台に分乗して一ノ蔵酒造まで行く。前もって見学を頼んでいた事もあり、タクシーが着いたら担当の女子事務員さんが玄関口まで来て笑顔で迎え入れてくれた。
一ノ蔵酒造は昭和48年創業、歴史は浅いが、元々は歴史ある4社が企業合同により設立された蔵であるとの事。設立時より伝統的な日本酒造りを重んじ、酒質にかかわる部分は全て人の手による「手造りの酒造り」を守り通しているそう。伝統的な日本酒造りにこだわりながら『すず音』『ひめぜん』に代表される低アルコールタイプの清酒造りにも力を入れ、このジャンルでは絶対の技術力を持っていると云う。また米麹だけでつくる甘酒や、農業法人格を取得し、米作り、長ナスつくりなどの農業にも力を入れ、地域との共生をはかりながら、醸造発酵の技術を活用した商品作りを積極的に行っている。
工場は、3階建ての広い大きな建物。ガラス越しに構内を見ることができ、杜氏さんの手作りの気持ちが良く伝わってきた。試飲もさせていただき、等級別の味の違いも良くわかった。酒は土蔵造りの建物の中で木樽の中の酒をかき回して作っているイメージがあったが、随分違うものだと感心した。 |
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一ノ蔵酒造にて |
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一ノ蔵酒造入口にて
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◇酒ミュージアム |
次は酒ミュージアムへ。隣接の食堂で昼食をとる。蕎麦が一ノ蔵酒造で作ったものだと云う事だったので頼んでみた。皆さんの評判も良かったよう。
酒ミュージアムは、酒造りや酒の特徴、酒の歴史、杜氏のこと、料理との相性などアニメと人形を使って楽しく紹介している。酒造りの実際に使われていた道具なども合わせて展示していた。色々なカラクリがあるビデオ上映では、『古事記』に出てくる「やりしおの酒」の話がでてきて、大人から子供まで一緒に楽しく学ぶことができるようになっていた。
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ふるさと歴史館のフランク永井展示室
ふるさと歴史館入口にて
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◇ふるさと歴史館 |
その後、ふるさと歴史館に行く。地域に残る歴史、文化遺産を収集して展示公開している。室町時代から戦国時代にかけて遠藤氏が支配し千石城(松山城)を築いたことや葛西・大崎一揆の討伐に向かった伊達政宗が千石城(松山城)に入り、ここを基地として師山城(大崎市古川)・高清水城(栗原市高清水)・佐沼城(登米市迫町)を攻略し一揆を鎮圧したことなどを紹介していた。
ふるさと歴史館の一角には、昭和歌謡界を代表する国民的歌手フランク永井(松山町出身の展示室があった。「低音の魅力」と呼ばれ、温もりと包容力に満ち、語りかけるような独特の歌い方は世代を越えて多くの人を魅了し、今もなお数々のヒット曲が愛用されていると云う。展示室には、日本レコード大賞などの功績の証や、発売されたレコード、愛用品の数々を展示していた。
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松山酒ミュージアムと、ふるさと歴史館のある宮城県大崎市松山千石付近の地図は、
ここを クリック
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◇千石城 |
コスモス園になっている千石城(松山城)の三の丸まで行く予定だったが、30度近い暑さになってきた為、これから長い坂道を無理して登って体調不良をおこしてはと思い、皆さんの了解のもと入口で記念撮影を撮って帰る。
◇謝辞
暑い一日でしたが参加者の皆様のおかげで会話も弾み、勉強にもなり、楽しい時間を過ごす事が出来ました。本当にありがとうございました。
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田中勇紀 (記) |
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今年の新年賀詞交歓会では…
東北の銘酒3本並んだ中央にありました
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東北、仙台に行ったら、牛タン、海の幸、そして日本酒を楽しんでおいで、こんな声をよく聞きますが、今回のレポートを見て、東日本OB会の賀詞交歓会のお酒のコーナーに、ご当地の銘酒
"一ノ蔵" が並んでいたことを、思い出しました
日本酒も 酒の肴も、♪そばにいてくれる~ だけでいい~
お酒好きにはこの旋律が脳裏に浮かんでくるのではないかしら
2014 年 6月 編集:須田 |
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