東日本大震災から6年が経ち復興に向けて被災地ではかさ上げ工事や防潮堤工事などが進んでいます。また福島では避難解除された地区もありますが、青森、宮城、福島では今なお仮設住宅に
35,000人の方が入居されていたり、人の流れは戻っておらず復興にはまだまだ遠い感じがします。復興から今日まで個人的に、それぞれが支援金を送ったり、意識的に地産地消の買い物や旅行に出かけるなど間接的に被災地応援をしてきたOB会員もおられたようです。 |
そして、この度ヤマハOB連合会より創設30周年を記念して各支部に支援金が配布されるとのお話をいただき、私たち東日本OB会東北支部は、震災復興の支援として活用、且つ、何か次世代に残そうとの思いから海岸近くにさくらの木を植えることにいたしました。 |
震災は東北太平洋沿岸を中心に多くの犠牲者と甚大な被害をもたらしましたが、特に仙台市近郊では宮城野区、若林区、そして名取市の閖上地区では海岸の松は殆ど流されたままの状態になっています。さくら植樹地は、仙台市若林区種次中野地区(海岸から約
800メートルの県道 10号線沿い)に、苗木12本をOB会員19人の手によって植えることが出来ました。これまで東北支部OB会員が集まって一緒に復興に繋がるような活動をする機会はありませんでしたが、今回のさくらの植樹は東北に暮らす私たちにとって、震災で犠牲になられた方への鎮魂の想いと復興に向けての願いを持ち続けていくことになったような気がします。 |
参加者は、植樹地近くの閖上神社駐車場に集合(9:15)車に分乗して植樹地に向かいました。当日は天候にも恵まれ「さくら並木ネットワーク」現地担当の吉武様はじめ植樹地を提供してくださった地権者の方、ボランティアの方々にも親切に対応いただき無事に
12本のさくらの苗木を植えることが出来ました。ご協力くださった方々に感謝申し上げます。 |
偶然ですが植樹に参加したOB会員がさくら並木ネットワークの吉武様宅の二軒お隣だったり、また、地権者の方とはお知り合いだったりとか、世の中は狭いですね、と会話も弾みながら楽しい温かな雰囲気の中での植樹会となりました。
きっと植樹に参加したOB会員の誰もが、さくらの成長を見に行くことになると思います。植樹の様子が「さくら並木ネットワークHP」に紹介されておりますのでご覧ください。
|
倉田 敏郎(記)
|
絶好の空模様です やる気が出てきました |
全員集合して朝礼です 宜しくお願いします |
沢山のスコップがトラックから下された |
苗木の植える穴掘りが始まった |
|