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      東北支部  四季折々探勝会
    芭蕉が日本一と絶賛した松島と瑞巌寺、円通院等歴史散歩     世話人 田中勇紀 
            (支倉常長がヨーロッパより伝えたというバラや家形厨子も見学する)
◆ サークル名 : 四季折々探勝会

◆ 開催日 : 2017(平成29)年 7月 12日 (水)

◆ 参加者 (50音順、敬称略)
  相沢(良)、小澤(孝)、渋谷(一)、田中(勇)
  水迫(勝)、村上(聖)、森 (研) 全 7名


 左から 村上  田中  森  相沢  小澤  渋谷  水迫 (敬称略)
松島桟橋にて記念写真 → 
遊覧船に芭蕉丸の名前が… 

 

◆ 実施レポート
仙台駅在来線改札口前に集合、仙石線で本塩釜駅まで行く。

<松島遊覧、多島海美を堪能する>
青い海に浮かぶ大小の島々、白い岩肌に映える松の緑、俗に八百八島といわれ、その千変万化の風向きはあの芭蕉ですら歌に詠みきれなかったという松島。その多島海美探勝には、遊覧船で巡るのが最良という。
塩釜港から遊覧船に乗ると、東北一の造船ドックや魚市場を見ながら馬放島を過ぎ、松島湾に入っていきました。
湾内に浮かぶ島々は実際には 260余り、どれも風や波の浸食を受けて個性的な面白い形をしていた。なかでもエジプトのスフィンクスを思わせる仁王島、大きな洞があいていて、そこに波が入ると鐘のような音を出すという鐘島、大岩の千貫島などは代表的な島で見ごたえがあった。船は名産のカキやノリの養殖筏の間をぬって進み 1時間の船旅のあと松島海岸の桟橋に到着しました。ガイドの方の説明がやさしくユーモアもあって楽しい船旅が出来ました。下船後は観光案内所で休憩を取って松島のシンボル五大堂に向かう。

<五大堂>
赤い太鼓橋を渡った小島の上に建つ。単層宝形造りのお堂で坂上田村麻呂が毘沙門天を建てたのが始まりで、現在の堂は伊達政宗が建立しその日本的構図は良く写真やポスターで紹介され松島のシンボルになっている。松島湾の眺めが良かった。帰りは近くの食堂で昼食、松島名物のあなご丼を食べる。

<瑞巌寺>(院内は写真撮影禁止)
昼食後は白壁が美しい名刹瑞巌寺に向かう。約 1,200年前、慈覚大師の開山と伝え、政宗が伊達家菩提寺として中興してより奥州随一の禅寺となったと云う。東日本大震災で杉並木の参道は修理中でしたが、中門を通り右手に庫裡、正面の本堂の壮大な堂宇は政宗が4年の歳月をかけて完成させたと云う。ほとんどが国宝、華やかな桃山時代寺院建築の粋を伝えていた。ガイドさんの詳しく丁寧な説明を受けて重要な文化財の博学者になった気分で円通院に向かう。

<円通院>(院内は写真撮影禁止)
バラ寺と呼ばれる花の寺で伊達2代藩主忠宗の次男光宗の廟所、瑞巌寺の塔頭のひとつとの事で西隣にありました。
小堀遠州作という庭があり、殿内に安置されている家形厨子は支倉常長がヨーロッパより伝えたというバラやトランプの図柄を配し金箔を施した華麗なものでした。院内には約300本の世界のバラが植えてあり綺麗に咲いていました。冷たいお茶を頂きながら今日の見学最後の観瀾亭に向かう。

<観瀾亭>
伏見桃山城の茶室、政宗が豊臣秀吉から拝領した茶室を2代藩主忠宗が移築し伊達家の観月納涼の休み処だったという。海に面した崖の上建っていて書院風の建物は風雪を経ていたが、桃山建築の優雅さを伝えていた。裏手には伊達家の武具や資料を展示する博物館も併設されていた。

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当初一週間前を予定していましたが台風が直撃する天気予報だったので急遽一週間予定を遅らせて行いましたが幸い雨にもあたらず終ることが出来ました。また、カメラ、写真に詳しい村上さんが参加者の中にいてくれてカメラの三脚を持参してくれたので全員で記念写真を撮ることもできました。
これからはそこまで心遣いをして行きたいと思います。会話も弾み、情報交換の場にもなり、楽しい時間を過ごすことが出来ました。参加者の皆さん本当に有難う御座いました。
             世話人 田中 勇紀(記)


鐘島


船内より松島湾


松島湾案内所


五大堂入口


五大堂

遊覧船が松島に着岸した近くにある観瀾亭の付近
宮城県松島町周辺の地図は
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瑞巌寺も円通院も探せます 


瑞巌寺にて

円通院にて

円通院にてお茶を頂く

観瀾亭にて
塩釜から松島海岸までの遊覧船には私も一度乗りました。松島海岸では水族館をのぞいた記憶がありますが、今もあるのかしら。
首都圏は 7/19に梅雨明け宣言されましたが、東北地方も間もなくでしょう。梅雨が明ければ…暑〜い夏がやってくる…
ねぶた、竿灯、七夕 etc. 東北各地の夏祭りがありますね。どなたか "ネット展2017"でその様子を報告投稿いただけませんか?  <す>
 


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お知らせ に戻る 2017年 7月 編集:須田