◆ 実施レポート
仙台駅在来線改札口前に集合、東北本線、阿武隈急行線を乗り継いで角田市に向かう。
<角田スペースタワー、コスモハウス>
駅前より実物大のロケット模型がそびえているスペースタワー、コスモハウスへ向かう。実物大ロケット模型は49mあり、ロケット発射台に見立てた展示台から眺められた。宇宙展示館のコスモハウスには、人工衛星実物大模型やJAXAの宇宙センターで実際に実験に使用したロケットエンジン、アメリカの惑星探査機ボイジャーの実物模型など、貴重な資料が揃って展示してあった。近年、小惑星探査機「はやぶさ」や金星探査機「あかつき」など宇宙関連の話題が多くなっていて、宇宙展示館として注目を集めていると云う。売店に宇宙グッツや宇宙食の「パン」や「カレー」「アイス」なども売っており、お土産を購入する。受付でタクシーを呼んでもらい、仙南シンケンファクトリーに向かう。
<仙南シンケンファクトリー>
欧風な佇まいで本場ドイツ製法を取り入れた本格派地ビールが味わえる場所。自慢のスタウト(黒ビール)は、国際ビール大賞2008年で金賞、エール(古代米ビール)は国際ビール大賞2012年で銅賞をそれぞれ受賞したと云う。店内は天井が高く、広々とした空間。カジュアルな雰囲気で、肩肘はることなく会話を楽しむ事ができた。ビールと一緒に地場産の良質な豚肉を使用した料理を頂きながら昼食時間を過ごす。受付でタクシーを呼んでもらい郷土資料館に向かう。
<角田市郷土資料館(旧氏家邸)>
この資料館は、明治初年から大正年間にかけて、郷土の大地主氏家家が2代にわたり建築した邸宅を、昭和60年に角田市が譲り受け郷土資料館として整備したと云う。本町通りに面して間口約20間、奥行40間の敷地に店蔵、母屋、文庫蔵、前蔵、米蔵など、大正時代末には18棟もの建物が配置されていたと云う。母屋には板敷の台所があり、玄関の間へと続き、中の間には、仏壇や神棚が設けられ、上段の間には床の間、違い棚、平書院を配置していた。開け放せば畳数35枚になると云う。柱、鴨井、長押には杉材を用い、襖は芭蕉布、引手金具も手がこんでいた。広大な敷地の東南には、白壁と瓦の美しい土蔵造りの文書蔵、前蔵、米蔵が並び、2棟の米蔵は展示室になっていた、展示室Tは、考古資料関係の展示になっていて縄文時代から現代までの遺跡、生活資料等が展示してあった。展示室Uは、歴史民俗資料の展示室になっていて、角田管主・石川氏関係の資料、掛軸、堤人形などの展示や石川家伝来の最上胴具足等があり、角田管主石川宗敬に輿入れした伊達政宗の次女牟宇姫(むうひめ)の関係資料もあった。筆まめ武将と言われる政宗公だが、特に牟宇姫(むうひめ)との手紙のやり取りは頻繁に行われており、当時の父と娘の深い愛情と絆を感じることができた。牟宇姫(むうひめ)が輿入れした際に持参したと云われる雛人形も保存されており、毎年2月〜3月には一般公開していると云う。
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雨という天気予報でしたが、幸い雨にもあたらず、過ごしやすい気温でした。時々タクシーを使ったものの、歩数は1万歩以上。会話も大いに弾み、楽しい1日を過ごすことが出来ました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
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世話人 田中 勇紀(記) |
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スペースタワー・コスモハウスや、郷土資料館がみつかります
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仙台駅構内にて
コスモハウスの展示スペース
白い宇宙服に着替えたのは誰でしょう?
ロケットの前で全員集合
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