「笑いは健康の元」「笑う門には福来る」とよく言われます。
今年度も昨年に引き続き芸術鑑賞同好会は寄席鑑賞となり大いに笑いました。
桂伸球(前座)「牛ほめ」
与太郎という間の抜けた男が親父から教わった家の褒め言葉と牛の褒め言葉を頓珍漢に使い
笑わせました。落ちは牛のおしりに火の用心の張り紙をし「への用心」と下げた。
ニードル(漫才)
仙台出身で東北中心に活躍、今や人気上昇中の漫才コンビ。
いろいろな会場に引っ張りだこで余興として漫才を披露。
仙台市近郊の温泉での一幕を紹介された。東北弁で語り大きな笑いを得ました。
昔昔亭昇(二つ目)「粗忽長屋」
古典落語の定番で多数ある粗忽者を題材とする落語の中での代表作を演じました 。
粗忽者(間の抜けた人物)の男が行き倒れの人物を知り合いと勘違いし、知り合いを連れて
くるがこちらも粗忽者で「自分が死んだ」といわれ騒動が起きる。
落ちは死んだ自分の体を抱いて運ぶがさて「自分はいったい誰だろう」。
<仲入り>
左近(マジック)
仙台中心に活躍中のマジシャン。
はんかち、リング、ロープ、巾着、トランプと自分で駆使した芸を披露客席の反応を見な
がらの芸で非常に楽しめました。
昔昔亭桃之介(真打)「厩火事」
髪結いの亭主が昼間から遊び惚けており妻が亭主の心持がわからないと仲人に相談に行く。
仲人は唐土の孔子の逸話を聞かせる。
孔子の愛馬を火事で焼け死んだことを伝えたら孔子は弟子たちの体を心配する一方この反対
で瀬戸物を大事にするあまり家庭崩壊に至った武家の話を聞かせる。さて自分の亭主の大切
にしている瀬戸物を割って、亭主はどう言うか確かめると妻のほうを心配した。
落ちは「お前が指でもケガしたら明日から遊んで酒が飲めねえ」から 。
今回の寄席は5人の芸人が出演する盛りだくさんの内容で落語、漫才、マジックとたっぷり
2時間楽しみました。
文・写真 三浦正光 |
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